不動産投資において、損益分岐点(BER:Break Even Ratio)を求め、把握することは物件選定の時点からの重要なタスクとなります。こちらでは、そんな損益分岐点(BER)の概要や計算方法、押さえるべきポイントについて簡単にご紹介します。
その1.老後の収入確保に最適
2015年に厚生労働省が発表した調査によると、女性の平均寿命は86.99歳でした。これは男性の80.75歳に比べて6歳以上長生きという結果であり、いかに女性の寿命が長いかを物語っています。一方で、未だに男女の資金格差は存在し、女性の老後の資金確保問題は切実と言えるでしょう。不動産投資は、こうした女性たちにとって老後の不安を解消するひとつの手段になり得ます。
その2.女性目線による物件選定
一般的に、家事や出産、育児などの経験に富む女性というのは、どのような部屋が住みやすいかを理解している傾向にあります。そのため、不動産投資における物件選定の場面でも、女性ならではの視点から部屋の良し悪しが判断できると言えるでしょう。結果として、借り手が見つかりやすい物件の確保につながる可能性が高いです。
その3.マンション経営は女性にぴったり
不動産オーナーという響きから、日々忙しい毎日を想像される方も少なくないでしょう。しかし実際には、不動産物件管理の実務というのは外部の業者へと委託するのが一般的になっています。マンション経営に関する知識や経験というのは、そこまで必要ありません。手間のかかりそうな契約や家賃の催促、クレーム処理などについても、まとめて任せることができます。現在、家事や子育て、育児で多忙な方であっても、安心して運営できます。
その4.女性起業支援資金融資の利用
賃貸経営というのは不動産賃貸事業に分類されます。個人でも可能な事業となるため、日本政策金融公庫の「女性起業支援資金融資」を受けることが可能です。ただし、目的が不動産投資であっても、ビジネスとして行うという前提のもと利用できるローンになり、事業計画書の提出が求められるかもしれません。ポイントは、長期にわたって金利が固定であることと、比較的低金利で借入ができること。年収が高くなくても比較的審査が通りやすい点も魅力です。
夫婦ではじめるのもおすすめ
女性が不動産投資をはじめるにあたり、不安になるのはやはり融資の問題。先述の女性企業支援資金融資は別にして、銀行等の金融機関から融資を受けるのは、専業主婦やパート勤務の方には難しいでしょう。この場合、まずは旦那様がローンを組む、という方法も考えられます。このようにして奥様主導で不動産投資をはじめ、お二人の老後の資金確保にするのもおすすめです。
まとめ
不動産投資は男性のイメージが強い方も多いかもしれませんが、現代では女性マンション経営者も活躍しています。今回ご紹介したように、女性ならではの視点で物件選びをすることで、男性投資家が気付けない優良物件を見つけることもできるかもしれません。現在は、女性起業家支援資金というローンを活用することも可能ですし、忙しい主婦などであれば、運営を委託できるところもあります。先行きが不透明な現代、将来を見据えたマンション経営を検討してみてはいかがでしょうか。