不動産投資は、物件を購入しないことにははじまりません。しかし、不動産は大きな買い物。どんなことに注意すればよいのか分からない、という方も多いのでは?
そこで今回は、不動産投資用に中古マンションを購入する際のチェックポイントをいくつかご紹介します。
立地
不動産投資用物件を選ぶ上でとにかく重要なのが立地です。価格や利回りなどにも大きく影響をおよぼす他、将来性などにも関わってきます。駅から近く、周辺の環境もよいところを狙うのが基本ではありますが、あくまでもそれはケースバイケース。状況を正しく把握しながら、決断をしましょう。
価格
価格を見る場合には予算との兼ね合いが重要となります。ローン等の借入でレバレッジを利かせるのもよいですが、無理な支払いが続くのは推奨できません。ご自身の将来設計までを考慮した事業計画を立て、予算を組むようにしましょう。
利回り
初心者の方にありがちなのが、利回りばかりに気を取られてしまい、結果的にマイナスを出してしまうというパターン。もちろん、物件の持つ収益性を判断するひとつの基準にはなりますが、実際はそれ以外にも考慮しなくてはならない点が数多く存在します。利回りだけでなく、不動産物件を全体で捉えられるようになりましょう。
築年数
建物の古さは入居率に大きく影響します。多くの入居者は、新しくてキレイな部屋を希望するので、これは仕方ありません。リフォームやリノベーション等で対策もできますが、躯体自体の改築となると、大規模修繕などが必要になります。
管理費・修繕積立金
まずは管理費と修繕積立金の額が適正水準かどうかを調べます。その後、現在積み立てられている修繕積立金の額についても必ず確認しましょう。購入後、大規模修繕の一時金が発生することを踏まえ、どれくらいの額が必要になるかまで計算に入れておくのがよい投資家です。
総戸数
マンションにおける最低総戸数は、一般的に50戸以上と言われています。これは、戸数の多さがマンションとしてのスケールメリットを生み出しているからに他なりません。それだけでなく、駐車場の数やエレベーターなどの設備もチェックポイントのひとつです。
まとめ
このように、一口に不動産物件と言っても考えなくてはならない点はたくさんあり、それぞれに深い知識が必要です。一つひとつを順に勉強していくのもよいですが、実際に購入・運用をはじめて経験を積むのも有効な手段と言えるでしょう。しかし、投資である以上失敗は避けなくてはなりません。投資会社などパートナーを見つけ、タッグを組みながら不動産投資に挑戦するのは、リスクを避けつつ効率的に学びを得られるのでおすすめです。