現在の投資物件において、入居率の低下や不安定さを懸念されている方は少なくないでしょう。こうしたケースにおいて検討していただきたいのが、管理会社や物件の管理を行う業者の見直しです。こちらでは、管理会社を選ぶポイントについて解説します。
1.管理会社を選ぶ最大のポイントは「信頼」
管理会社選びの際には、どのような点を見比べるべきでしょうか? たとえば管理品質。大切な資産の管理を任せるわけですから、この点について妥協はできません。その他にも、実績や営業スタンスなども注目すべきポイントです。
さらに、業者の規模感というのも気になるところ。たとえば大手の管理会社はブランド力も高く、安心して任せられる印象があります。ただし、注意しなければならないのは、「大手だからといって安心とは限らない」という点です。展開規模の大きさゆえに特定地域の動向までは把握していないケースは少なくありません。広いネットワークを持っているのにもかかわらず、自社の新築マンションだけをすすめてくる業者もいます。
一方、小規模な業者では肝心の集客力に不安が残ります。空室により収益が低い状態が続けば、そもそも投資方法としてナンセンスです。小規模な業者は大手と違い地域に密着して展開していることが多いものの、やはりネームバリューの点では大手に軍配が上がるでしょう。
しかし、最終的に重要となるのはやはり「信頼」であることに間違いありません。やりとりの中で、「この業者なら任せても大丈夫」と判断できるようなところを選ぶのが最大のポイントです。規模感、営業スタンス、管理実績や品質などあらゆる要素を考慮しつつ、業者が信頼に足るかどうかを判断しましょう。
2.狙い目は「大手の看板」と「地域への特化」を両立している業者
「信頼性」が不動産の管理業者を選ぶ重要な判断基準であることはお伝えしたとおりです。大手と中小の業者にはそれぞれ良さがありますが、同時に信頼性に欠けるポイントも存在します。そこで、もっとも安全な選択肢としておすすめしたいのが、「大手の看板を持ちつつ、全国レベルではない」といったレベル感で、狭い地域の展開にも特化している業者です。
看板のネームバリューにより空室リスクを回避できるほか、地域に精通していることから新築以外の提案も期待できます。中でも、中古マンションの取り扱いおいて必要になるローカルな情報は、地域に根ざした展開を行っていなければ把握は困難です。ある程度キャリアが長い業者であれば、強力な独自ネットワークで情報収集している場合もあります。
上述ししたようなレベル感の業者が、不動産会社として物件の管理を行っている例は少なくありません。一貫して任せられるという意味でも、こうした業者はおすすめです。
3.まとめ
不動産投資において入居率を上げるためには、「大手の看板」と「地域への特化」を両立している業者を探しましょう。看板のネームバリューによる直接的な効果が期待できます。パートナーシップが強力になれば、魅力的な提案をしてくれるようになるかもしれません。