不動産投資を行う際には、自己資金だけでなく、融資を組み合わせることでレバレッジ効果を狙うのが定石です。これが実現すると、少ない自己資金で高い利回りを得られるだけでなく、資金が貯まるのを待つ必要もありません。
そこで今回は、不動産投資で融資を受ける方法や、その種類についてまとめてみました。
不動産投資融資を受けるための一般的な流れ
1.銀行へ不動産投資融資の申し込みを行う
2. 必要書類や資料を用意する
3. 金融機関側で審査が行われる
4. 審査通過後、金融機関から融資決定通知が送られてくる
5. 金融機関で融資開始の手続きを行う
6. 融資実行
長期投資4つのメリット
生活に合った投資手法は大前提となりますが、長期投資のメリットはそれだけではありません。ここでは短期投資にはない、長期投資の4つのメリットを紹介します。
2−1 都市銀行
大きなメリットとして、金利の安さが上げられます。不動産投資は大きな買い物ですから、長期返済が見込まれるため、利息はできるだけ抑えておきたいところ。その点においては、都市銀行は最適な借入先です。
自己資金を3割程度用意しないと、審査そのものを受けられないところもあるようで、また審査も厳しく、狙っていた物件に高い資産価値があったり、投資家ご自身が高年収であったりとった条件がそろわないと、融資を受けるのは難しいでしょう。
2−2 地方銀行
地方銀行はそもそも地域密着型のサービスを行うのが前提となっているため、地元の住民や物件への融資が優遇されています。その他の地域の場合は、審査が厳しくなる傾向にあるので注意しましょう。
ただし、賃貸運営の事業収支計画がしっかりと書かれていれば、融資の可能性が上がります。実質の利益費用や想定空室率などを組み立て、長期にわたってしっかりと返済していける見通しが示せれば、都市銀行よりもゆるい審査基準となるので、ぜひ検討してみましょう。
2−3 信用金庫
地方銀行同様、前提として地域密着のサービスがあるため、地元の住民や物件であれば優遇してもらえます。別の地域の場合には、融資が下りにくいのでご注意ください。
ただし、信用金庫は比較的「事業性」を見て審査を行う傾向があるため、地方銀行よりも融資の可能性は高いです。事業収支計画など、将来的な見通しをしっかり伝えられるよう、資料をそろえて望みましょう。
まとめ
不動産融資を受けるおおまかな流れと、銀行の種類毎の特徴についてお分かりいただけたでしょうか? なお、不動産投資会社の中には、金融機関と提携しているところもあります。この場合、審査に通りやすくなったり、金利を優遇してくれたりとったメリットもあるので、一度担当者に相談してみるのがよいでしょう。