ぎゅうぎゅうの満員電車に残業続きの毎日──。若いうちはなんとか耐えられても、やがて多くの人がこうした過酷な日常に疑問を持つようになるものです。できれば、定年を迎える前にアーリーリタイア(早期リタイア)して好きなことをしながら悠々自適に暮らしたい、あるいはせめてセミリタイアして働くペースをスローダウンしたいと思うのは当然のことです。
でも、ただ頭に思い浮かべるだけでは、そんな生活は夢のまた夢。実現するには、相応の手段が必要です。そこで今回は、「不動産投資・マンション経営でアーリーリタイアを目指す」をテーマに、夢を実現するためのポイントについてお話しします。
日本の将来は不安要素だらけ
少子高齢化の進展、人口減少、社会保障費の増大、消費増税、不穏な国際情勢――。日本の将来に暗い影を投げかける要素は数え切れません。そんななか、日本人の平均寿命は記録を更新中ですが、残念なことに長生きしても必ずしも幸福になれるとは言い切れない時代になってしまいました。
一方、年金の受給年齢も引き上げが検討されており、老後の不安は増すばかり。仮に65歳定年制が実現しても、誰もがこの年齢まで元気に働けるとは限りません。もちろん、働く意欲や元気があっても、企業が雇い続けてくれるという保証もありません。
その仕事が好きで、ずっと働き続けたいという方は別にして、多くの方は、なるべく早い時期にリタイアしたい、あるいは働き方のペースを落としたいのが本音。それなのに、こうした現状ではその夢もさらに遠のいてしまいます。
脱サラを実現するには不労所得の確保が必須
夢のサラリーマン卒業を実現するには、どうすればいいのでしょうか? それは、会社を早期退職する下地をできるだけ前倒しで準備することです。しかし、給与所得から生活費などの経費を差し引いた分を貯蓄するだけでは不十分。できれば、生活費は別の収入から充て、浮いた分をそっくり貯蓄や投資に回したいところです。
ただ別の収入と言っても、副業やアルバイトで得るというのは非現実的。なぜなら、本業で疲れ切っているのに、さらに働かなければならないからです。やはり、働かずして収入を得る道を模索したいもの。その意味では、不動産投資、とりわけマンション経営は最適です。
マンション経営で成功するポイント
資産運用にはさまざまなものがありますが、マンション経営ほど手のかからない投資はありません。株やFXだと毎日、毎時間のように相場とにらめっこしなければならず、本業が手に付かずに本末転倒という結果になりかねません。しかし、マンション経営なら優良物件を手に入れ、入居者を確保すればあとは家賃収入が入ってくるのを待つだけでOK。賃貸管理など煩わしい業務も信頼できる管理会社に委託すれば、本業への影響も最小限で済みます。
ただし、マンション経営で成功するには条件があります。それは優良物件のオーナーになること。ねらい目は、市場の流動性が高い都心部の中古マンションです。築10年程度の物件なら購入価格も手ごろなのでローンを組んでも負担は軽く、完済まで家賃収入を充てれば給与から余分なお金が出ていきません。
しかも、内外観、設備などをとっても新築とそん色ないので人気もあり、入居者に困らないのもメリット。また安く買える分、高利回りが期待できることも見逃せません。
まとめ
マンション経営で不労収入を得る道を確保し、退職に向けて早くから準備すれば、定年を待たずにリタイア、セミリタイアすることは十分可能です。仮に退職金が満額出なくても、給与所得プラスアルファによる蓄えがあればその不足分を十二分に補ってくれます。
しかも、年金が支給されるまでの間も、家賃収入があるので生活に困ることはありません。もちろん通勤ラッシュやストレスとも無縁。好きな趣味や旅行、ライフワークに没頭するセカンドライフが手に入ります。