不動産投資での資産運用には、さまざまな方法があります。その中でも、戸建てにするのかマンションにするのか、というのは悩むポイントですね。
大切な資産と投じるのですから失敗はしたくありません。資産運用における戸建てと中古マンションの違いを知って、よりよい方法を選択しましょう。
戸建てで資産運用をするには?
戸建て住宅の場合、入居者のほとんどは子どものいるファミリー層がメインです。子育てすることを想定して入居しますからすぐに退去する可能性は低く、長期に渡って安定して家賃収入を得ることができます。
子育て世代の場合、広い公園が近くにあったり教育環境がよかったりすれば需要が期待できますから、物件選択の可能性が広がるというメリットもあります。
一方で、戸建ての資産運用にはデメリットもあります。新築で戸建て賃貸を考える場合、土地と建物を購入する必要があります。土地を購入したからと言って、その分家賃を上げることはできませんから、投資金額が大きくなる分利回りは低くなってしまいます。
中古の戸建てを購入する場合でも、建物全体をリフォームするにはかなりの費用がかかりますし、そもそも中古物件は管理がオーナーひとりの裁量によるため、ずさんな管理であればシロアリや目に見えにくい基礎や配管の老朽化というリスクもあります。
そして、戸建ての一番のデメリットは、入居者のターゲットが狭いという点です。先ほど、入居者のほとんどがファミリー層と説明しました。一度入居が決まれば長く入居してもらえる可能性がある一方、借り手が決まらなければ長い間空室となってしまいます。引っ越しシーズンである3月前後を逃せば、一年間空室を抱えることもあるのです。
資産運用なら戸建てより中古マンションの理由
戸建賃貸をするのに適した土地を所有しているのであれば、戸建てでの運用を考える手もありますが、そうでなければあえて戸建てに投資をするメリットはほとんどの場合感じられません。
投じる資金が同じであれば、戸建てよりも中古マンションの方が断然投資効率が高いと言えます。マンションの場合、戸建てのように管理がオーナーの裁量のみに任されることはありません。管理会社が入って管理や修繕が適切に行われていれば、建物自体に問題がある可能性は低くなります。
新築に比べて安い価格で購入することができるので、その分利回りも高くなります。賃貸マンションはさまざまな入居者のパターンが考えられますから、需要を見極めて購入すれば空室リスクも抑えることが可能です。
まとめ
資産運用で不動産投資を考えるにあたって大切なことは、物件の需要を適切に判断するということです。戸建ての場合はファミリー層のみをターゲットにして、土地と建物に投資することになるため、投資額に対する需要が少ないと判断できます。
需要の見込める中古マンションで、投資額を抑えて不動産投資を始められるため、投資初心者におすすめと言えるでしょう。