東京と並ぶ経済都市である大阪は、不動産投資先として注目される都市です。万国博覧会やIR誘致といった話題性も豊富で、今後のさらなる発展にも期待が寄せられています。
また、京都や神戸といった人気都市へのアクセスが良好なため、住宅需要も高い地域です。本記事では不動産投資先としての大阪の魅力を、具体的な物件例も含めて詳しく紹介します。
もくじ
大阪が不動産投資で魅力的な理由
全国第3位の人口を誇る大阪は、安定した住宅需要が期待できます。しかも、初期投資が少ないことや価格の安定性など、不動産投資先として魅力的な都市です。
関西の中心として多くの人で賑わう大阪の魅力を、不動産投資先の観点からみていきましょう。
東京に比べると初期投資が少ない
大阪は国内有数の大都市にもかかわらず、不動産投資の初期費用は東京に比べると安価です。賃貸需要の高い地域でも、東京のように初期投資が高額だとリスクも高くなってしまいます。また、初期費用の高さから、そもそも投資物件を購入できないケースも少なくありません。
しかし、初期投資を抑えられるうえ住宅需要の高い大阪であれば、不動産投資の収益性が向上します。一方、あくまでも東京に比べて安いだけで、絶対的な価格が上昇していないわけではありません。将来的な価値の上昇に期待できる点でも、大阪への不動産投資は魅力的です。
不動産価格が比較的安定している
大阪の不動産価格は、比較的安定して推移しています。住宅需要が高いことが、価格の安定性につながっている要因の一つです。不動産価格の変動が少なければ、安定的な収益が見込めます。
また、物件の価格が安定しているため、出口戦略を立てやすい点も大阪の魅力です。一定の収益を確保したあとは、売却によるキャピタルゲインを得られる可能性もあります。
人口の流動性が高く空室リスクが低い
人口が単純に多いだけではなく、流動性が高いことも大阪の魅力です。人口の流動性が高ければ空室が発生しても入居者をみつけやすいため、安定した不動産経営が見込めます。大阪の人口流動性が高い一因は、商圏が京都や神戸といった関西一円に広がっているためです。
また、日本有数の国立大学である大阪大学をはじめ、多くの大学が大阪を中心に集まっています。全国から集まる学生が多いことも、人口の流動性が高い要因です。県外の学生は基本的に賃貸物件を利用するため、住宅需要が安定しています。
都市としての大阪の魅力
大阪は、ビジネスや教育、観光などさまざまな面で発展し続けている都市です。関西経済を支える大手企業や、教育機関に通う若者たちで常に活気に溢れています。また、観光都市としての将来性も大阪の魅力です。
大阪の都市としての特徴と魅力について、3つの観点から紹介します。
大手企業の本社・支社が多い
大阪の都市としての魅力の一つは、日本を代表する大手企業の本社や支社が多く集まっている点です。梅田や本町などのビジネス街では、商社や製造業、IT企業などさまざまな業種の拠点が存在します。
また、大阪では都市全体の交通インフラが整っています。移動の利便性が高い点も、企業活動が活発な理由です。JRや私鉄、大阪メトロなどの鉄道網、高速道路や国道などの道路網がきめ細かく整備されています。
周辺都市も含めて学生が多い
大阪は、多くの大学や専門学校が集まる教育都市でもあります。大阪大学や大阪公立大学などの名門校をはじめ、多くの大学や高等教育機関があるため、全国各地から学生が集まります。
また、全国有数の有名大学がある京都や神戸も、大阪を含む関西圏内です。JRや高速道路で簡単に往来できるため、大阪周辺の都市全体で考えると学生数は相当な数にのぼります。大企業だけではなく、学生数が多いことも大阪の活気ある雰囲気を醸成している要因です。
積極的なIR誘致など将来性に期待できる
大阪は、常に新しいことに取り組んでいる都市で、今もなお発展し続けています。直近の取り組みとして全国的にも知られているのは、万博とIR(統合型リゾート施設)の誘致です。
IR計画は、大阪の将来を担う柱の一つとして積極的に誘致活動がおこなわれました。カジノを含むエンターテインメント施設や商業施設、ホテル、国際会議場を一体化した大型プロジェクトです。実現すれば、地域経済や観光業への大きな波及効果が期待できます。
大阪で不動産投資をする際の注意点
大阪は魅力的な投資先ですが、投資を始める際には慎重な準備が欠かせません。特に、はじめて大阪で投資を検討する場合は、投資エリアを正しく見極めることが重要です。
大阪で不動産投資をする際の注意点について、詳しくみていきましょう。
土地勘がない場合はまず現地をみる
不動産投資を成功させるためには、綿密な市場調査が不可欠です。大阪に土地勘がない場合、まずは現地に足を運びましょう。インターネットや資料だけの情報では、不動産の投資判断をするには不十分です。実際の街の雰囲気や人の往来を見て、どういったエリアが注目されているのかを肌で感じて判断します。
また、主要駅の徒歩圏内の距離感や地形、駅周辺の様子を調べておくことも重要です。物件を選ぶ際、実際に確認した具体的な情報があれば正しい投資判断をくだせます。
投資エリアを見極める
大阪は魅力的な街ですが、すべての地域が投資に適しているとは限りません。投資目的や予算に合わせて、適切な投資エリアを選定することが重要です。例えば、梅田(キタ)や難波(ミナミ)などの繁華街の賃貸需要は高いものの、物件価格も上昇傾向にあります。
一方で、郊外のエリアでは手頃な価格で物件を購入できる可能性があるものの、賃貸需要や利便性の面でのリスク判断が必要です。過去の賃貸需要の推移や将来の都市計画といった情報を精査して、リスクの少ない投資先を選びましょう。
大阪で信頼されている不動産会社をみつける
不動産投資を成功させるためには、信頼のできる不動産会社を見つけることが重要です。特に、土地勘のない場所で投資先を探す際は、地域の事情に詳しい会社と連携できれば専門的なアドバイスを受けられます。
不動産会社を選定するポイントは、地域での営業年数や取り扱い物件数です。できるだけ営業年数が長く、安定した事業展開をしている不動産会社を選びましょう。
大阪の不動産投資物件例
住宅需要が安定している大阪のなかでも、特に単身者用の物件は流動性が高く投資先として最適です。また、1Kや1DKといった床面積の比較的小さい物件であれば、管理費や修繕積立金などの維持費も抑えられます。
大阪の単身向け物件を2件、具体的に見ていきましょう。
エステムコート心斎橋EASTⅢ エクシード
エステムコート心斎橋EASTⅢ エクシードは、大阪メトロ長堀鶴見緑地線「松屋町」駅から徒歩3分で、谷町線や堺筋線・中央線、御堂筋線といった複数路線の駅も徒歩圏内です。また、1DKという流動性の高い間取りから、投資先として最適な物件といえます。
オートロックやTVモニター付きインターフォン、オール電化、浴室暖房乾燥機、さらに入居者専用のフリーWi-Fiまで備えた、充実した設備が特徴です。学生も含めて、若い世代のニーズが見込めます。
エステムプラザ大手前エヴァース
エステムプラザ大手前エヴァースは、1Kというコンパクトな間取りながら、細かな工夫が凝らされた物件です。まず、アルコーブが玄関前にあるため、プライベート空間をしっかりと確保できます。そして、バスルームの前室としてパウダールームがあるのも、1Kでは珍しい間取りです。
立地面では、大阪メトロ谷町線・中央線「谷町四丁目」駅まで徒歩4分の距離にあります。また、堺筋線・中央線「堺筋本町」駅も、やや遠くはなりますが徒歩圏内のため便利です。
投資物件の収益性に影響する、管理費と修繕積立金も比較的安価に抑えられています。
【まとめ】大阪での不動産投資は実績の高い不動産会社に相談
大阪は都市として人気があるだけではなく、不動産投資先としても魅力的なエリアです。また、今後の発展が見込まれるため、将来性も期待できます。
一方で、土地勘のない場所で、表面上の情報だけを頼りに投資先を決めるのは危険です。投資予定の地域で豊富な実績をもつ、信頼のおける不動産会社をみつけることでリスクを低減できます。地域性や個人では手に入らない将来の開発状況といった情報をもとに、納得のいくまで相談して物件を決めることが、不動産投資を成功させるためには重要です。