今や日本人の平均寿命は男性80歳、女性87歳──、まさに長寿ナンバーワンの面目躍如といったところでしょう。でも、一説によれば定年退職後から始まる長い老後を暮らしていくには3,000万円もの資金が必要とも言われて、“長生きするのが不安”という方もいらっしゃいます。
そこで、「どうすれば3,000万円という老後資金を準備できるのか?」という不安について、貯蓄や不動産投資の話を交えて解説したいと思います。
老後資金3,000万円の中身とは
巷でよく言われるのが老後資金3,000万円という話。どこにそんな根拠があるのかと不審に思う方もいるでしょう。また、「そんな額ではとても老後は送れない」という話もあったりします。実はこれ、定年退職後から冒頭で述べた平均寿命までに必要となる生活資金を算出したもの。もちろん、この金額には年金は含まれていません。
細かいことは省略しますが平均的な夫婦が双方亡くなるまでに必要な老後資金が約9,000万円で、そのうち約6,000万円が年金で充当される分。そうすると3,000万円が不足します。老後資金3,000万円の中身は実はこういうこと。問題は、この3,000万円をどうつくるかです。
貯金でコツコツは非現実的
単純計算ですが、30歳から貯金を始めて60歳の定年までに3,000万円をつくるには毎月どれだけ貯めなければならないでしょう? 答えは「8万円」。でも、この8万円を貯金に回せる人がどれだけいるでしょうか。人生の三大支出には「生活費」「教育費」「老後費」がありますが、30歳ともなれば大方の男性は結婚して家庭を持つようになります。家族を持てば、独身時代のようにお金は自由になりません。
そんな状況で、8万円を毎月のようにプールし続けるのは至難の業です。しかも、これが30歳からではなく、40歳、50歳からスタートするとしたら毎月の貯蓄額は8万円どころでは済まないでしょう。また、超低金利のご時世なのでこのまま何十年と銀行に預けても利息で増えることもありません。コツコツ貯金で3,000万円はまったく非現実的なのです。
不動産投資で、“貯めるから増やす”へ
もちろん、コツコツと地道に貯蓄することが悪いと言っているわけではありません。でも、それだけでは、目標額の3,000万円をつくることはかなり絶望的。もうひとつ別の蓄財法を検討したいところです。その意味からもおすすめしたいのが不動産投資です。マンションオーナーになれば、毎月決まった家賃収入が得られるので、長い老後を乗り切るための資金をつくるのも容易になります。
しかも、働かなくてよいので会社勤めをしながらでも蓄財ができます。このように、不動産投資で、“貯めるから増やす”へ資金運用のスタイルを変えることが3,000万円をつくる秘訣です。
まとめ
不動産投資で老後資金づくり、いかがでしたか? いずれにせよ、マンション経営を始めるなら早ければ早い方が有利です。定年退職後の暮らしを安心で豊かなものにするためにも、ぜひ、検討してみてください。